奈良・町家の芸術祭 'HANARAT'へ行ってきた・・・ここは宇陀/松山。縄文の時代から人が暮らし、江戸時代は天領に指定され、植生の豊かさは日本一とのことで製薬発祥の地でもあり・・・じつはこの地こそが「まほろば」であると唱える方もおられるくらいの地。
この街のど真ん中に10年ほど前に住んでいたんだけど、僕らが出て行ってからヒトは入れ替わり、かなりの数の古民家が改装されてあれやこれやの店に変わった。
今回の奈良の作家さんの作品を展示するイヴェントもそういった古民家が使われている。出店はそこそこの数があったので全部は見ないで仲良しさんのスペースをメインにタラリラ〜っと巡った。
この家は1809年築だからうちと変わらない・・・このくらいの築年数になるともはや展示スペースの雰囲気もかなりのもの。へたすると主役を食いかねない・・・。
でも作品が展示された空間にはtimedomainから宇宙的な音楽が流れていて、お香の匂いとともに作品たちが空間に溶け込んでいたよ。
染めの展示・・・傘を染めてました。
とても素敵なのが多かったなあ〜・・・。
今年の3月にここに移られて来られた陶芸家さんの作品。
陶製のボタン、とても素敵でした。お茶をいただきながら松山のお話を家の方と楽しんだ。
「がまづくし」の家もあった。
ここも新しく加わったお店。ご主人は動物と植物をこよなく愛されておられる。「Rice is beautiful」なんてしゃれたネーミングの自家製米や黒豆の枝豆も売ってる。店の中には珍しい動植物が所狭しと並んでいてときどきドキッとするようなコトバが書かれた札が貼ってあったりする。
これなんてかわいいほうだ。
このかわいいけどちょっと不思議な植物はなんだろう?
お店の名前はD-seedsといいます。
気になるあなたはもう行くしかないとおもいます。
ダリアの街にするとかでダリアの道ができてました。
ちょっと光のあたり具合が難しくて残念です。
パン屋さんもできてました。かなり美味しいデスゾ。
あ〜もう行くしかないね。
ぼくらが住んでいた頃に元歯医者さんの家/廃屋をみんなで大掃除したことがあったけど、その家がこんな立派な観光拠点に変身したのですね〜。
よくある付け書院ですが欄間障子の組子はとても芸の細かい一級品でしたね。さすが松山です。
でもすごいのは実はこの床の間の生け花・・・のように見える作品。
ここの蔵に飾ってあった作品にはさすがの私もちょっと驚かされました・・・こりゃあ宇宙系だあ〜〜・・・。
この樹木?の根の部分をアップで見たらそこには妖精の羽根のようなものが・・・。
さらに枝の方を良く見たらこれまたなにやら幻想的な生命体らしきなにかが・・・。
この方の作品はすべてこういうマイクロな世界でとても繊細な細工が施されており、気の遠くなるような時間がつぐこまれておるようです。また見にいこっと。
室町時代の家なんかもまだ残ってます。
最後に街の裏側を流れる川をみておしまい・・・。
今月末の土日まで開催されてますぞ・・・。