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お山の里でぼちぼち暮らす

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311は人類史に残る

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今日はうちの下を流れる室生川でのあまごの解禁日でたくさんの釣り師がきている。川はかなり冷え込んでいたけどなんとも平和な光景。

去年の311直後のぼくは人生でこれほどテレビに釘付けになったことはないというほど小さな液晶画面の前に座り込んでいた。

11日の夜は電源車が届いてくれと祈っていた。(今はそもそもポンプが浸水でいかれていて電源がつながれていてもメルトダウンは避けられなかったことまで分かったけど)

数日間は頭が麻痺していた。なにかを感じていた。阪神大震災前に感じていたなにかと同じような何かを感じていた。
しかし数日が過ぎてそのなにかが消えた。そのときは「最悪の事態」は免れたのだと感じた。

一年経ってその感覚は確かにそうだったようだと思っている。
しかし実際には「最悪の事態=即刻死刑」に準ずる「終身刑」が宣告されたようなものだった。
その後それは311の前からずっと目の前に突きつけらていたのに気づいてなかっただけだと思い知らされた。

もはやなんの利点もないどころかたかが電気を作るために命をかける原子力発電。こんな地震列島で、しかも311以降は地震が頻発するようになった。東海も東南海ももう目の前だ。原発のすぐ近くで過去に大地震や大津波があったことも多くのヒトが知ることとなった。それでもまだ政官財は原発を即刻全廃炉どころか再稼働させようとしている。
これほどまでに彼らを変えないものはなにか?

核という外交カードが必要と信じる先の大戦の残滓のような一部の霞ヶ関官僚と政治家やその周辺、経済は右肩上がりがよいと信じる経済教の妄信者たち・・・こういった男達を支配するものはなにか?

その何かはデモや圧力では取り払えない。
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by shigezo09 | 2012-03-11 10:12 | 原発
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