大飯原発へ行ってきた。
そこへ行くことが目的だったが
「そこ」が公園だったので拍子抜けした。
なんでこんな音楽が?と思われてもしょうがないような不快極まりない音楽が足れ流されていた。もっとも弦楽四重奏を奏でる楽団がこういう場所に来るようなら原発なんかとっくの昔に廃炉されてるか。
夕方、原発のゲートへ向かった。
ここに行かずしてどこへ行くという総本山。
車と機動隊員でバリケードを作っていて後から来たヒトはこれより前へ入れないことにしてある。
みんな思い思いの楽器やメッセージボードを持っていて女性は6割以上。
みんな個人参加なのは怪しげな?ノボリがないことでわかる。
自転車で来ているおじさん(下記注参照)が声をかけてきたのでしばし歓談した。
おじさんは日本滞在歴30年の○○○人で、彼曰く;
「こんなことやってもダメね。マスコミをもっとうまく利用する方法を考えないと・・・例えば、背の高い竹馬で8トントラックの荷台をステージに仕立てて踊るパフォーマンスをやって〜」
「海外ではニホンの原発についてのトーク番組が盛んだよ。あれこれの原発問題が収束するのに8年はかかるとか話してる。まあその前にもうイッパツ来てニホンは終わりだね」
ともあれ、ここに来て感じたことは大声を上げなくてもみんなで黙って原発へ続く道を埋め尽くしたらすごいだろうな・・・って。首相官邸の周りを数十万の一般市民が沈黙しあぐらを組んで取り囲んだら・・・そういう展開でニホンがホントに変わることもあり得るなって。
僕も含めてこういうことに慣れてないどころか「初めて」のひとが多いニホンジンだけど、ただの騒ぎ/ガス抜きで終わることのないようにしないと。
ヨーロッパであれほどデモが盛んなのは国家があまりに無茶苦茶なことを平気に行ってきたという歴史があるってことを最近読んだ伊太利亜についての本で理解した。
ニホンはWWII以後長年にわたって世界的水準から見て「かなりマシ」だったからこそデモが少なかった・・・けど今回は違う。みごとにその本質をさらけだした政府にはNo!を叩き付けておかないと・・・未来は100%ない。
エレクトリックギターの電気をチャリンコ発電でまかなうおじさん。どうしてそこまでして電気を作りたいのかぼくにはわからない。まあこの方はシャレだろうけど。一度アコギを離れるとアンプなしでは弾けなくなるほど麻薬的なものがあるのかな?
公園の上空にはゲンパツから直送の高電圧送電線が・・・。
ゲンパツがあるから無理だけどカヤックで半島を回ったら楽しそうなすばらしい景観でしたぞ。
昼間にゲンパツゲートに向かったら既にものものしい雰囲気。
夕方にはこの状況。
夜七時。
*自転車で来ていたおじさんはその後の調べで竹馬のプロであることが判明。
(ほかにあれこれ楽器が堪能なご様子で・・・とても親近感が沸きました?)
*これを書いている時点で大学時代の親友が新宿に到着!