先日のブログで障子を拾うとか拾わないとか書いたけど、なんとその障子のはまっていた家は道路を挟んだ反対側に建っていた元茅葺き民家だった。
とき既に遅し・・・と言ったって解体を知っていたとてどうにもならなかったかもしれないけど。
立地的には湿気にくい環境でここらでは非常に恵まれている。ばらされた構造材を見る限り、架構は健全でシロアリ被害もない。さいわい施主さんとも話ができて、築だいたい百年ほどだという。いやあ、なんとももったいない!
こちらはまだ新しい感じがする松の梁。車知のホゾが見える。
長あ〜いホゾって、これは鼻栓ですね。ここらでは多いです。
と、突然ですが今月いっぱい有効の回数券が余っていたので曽爾高原の温泉「お亀の湯」へ行きました。ここは源泉かけ流しなんかあってなかなかなのですが、さいきんどお〜もカビがすごいことになってきました。
というのも浴室内は換気扇を常時まわさないと湯気が外にぬけない設計になっておるのですが、たいへん負圧なのか音がものすごくてクレームが多かったのか、ここんとこ回っていたことがない・・・その結果だと思うけど天井付近の壁はカビだらけになっちゃった。
換気扇なんかに頼らずにせっかく大きな腰屋根があるのだから豪快に開け放てるようにしておけばいいのに・・・
でもまあ温泉近くにはこんな現役の茅葺き民家も残っていてなかなかよろすいのです。