14日に始まった地震は震源が東北方向と南西方向に移りながらなかなか収まりそうにない。
昨日までのニュース解説では活断層レベルのものばかりだったが今日になって中央構造線との関連性が取り上げられ始めたようだ。
中央構造線とは大陸プレートに生じた日本最大の断層でプレートの境界線ではないので誤解なきよう。
この中央構造線上の各地で今から400年ほど前の1596年に数日の間に大規模な地震が連続して起きた。
「慶長伊予地震は、1596年9月1日、愛媛の中央構造線・川上断層セグメント内で発生した。規模はM 7.0。さらに、3日後の9月4日には、豊予海峡を挟んで対岸の大分で慶長豊後地震(別府湾地震)(M 7.0 - 7.8)が発生。さらにその翌日の9月5日、これらの地震に誘発されたと考えられる慶長伏見地震(慶長伏見大地震)(M 7.0 - 7.1)が京都で発生。(wikiより)」
ということでそれほど遠い昔ではない時点でこれほどの大地震が連続して震源をずらしながら発生していた事実がある・・・のに、昨日までの気象庁の会見でも「震源域が動くのは前例がない」ということを繰り返し話していたのはなぜなぜ?
さまざまな現象がフラクタル的に起こることはいまの科学者にはまだまだ「非」科学的なのかもしれない。
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もう少し調べたら熊本地方はこの別府湾地震(大分地震などとも呼ばれる)の23年後の1619年に八代でM6.0の地震、1625年に熊本でM5.0〜6.0、1705年に阿蘇山付近、1889年に熊本でM6.3の地震が発生してる。
テレビで「熊本はあまり地震がなかった」なんてよく言ってたけど何も調べずに話してるとしか思えないですね。(詳しく書かなかったけど宮崎もけっこう揺れてる。)
*おまけ「日本付近のプレート」
日本列島の地下:財団法人全国地質調査業界連合会
http://www.zenchiren.or.jp/tikei/index.htm