認知症介護者が集まる「認知症cafe」に行ってきた。
今日の参加者はここらあたりに住んでいる方で女性ばかり数人ほど...みなさんご主人の介護で苦労されてる。
特にテーマを設けずに流れに任せて自由に話していく緩い感じがとてもいい。
ぼくの場合は母親だけど男性の認知症はどうも聞いていると勝手が違うというか、かなり厄介そうだ。
まあ聞き分けのない愚図ってばかりのダダっ子をどうやってうまく宥めすかすか...という感じにも聞こえなくもない。(笑)
介護のプロの方の話しでも女性はグループになっていればそれでいいが、男性はグループにはならずバラバラで個別に対応しないといけないんだそうな。
認知症は脳の機能がだんだんと衰えていくことによって発症していく。
その症状は個人差がかなりあるようで、ある人がこれからどのようになっていくかは人それぞれで予想がつかないというのも介護者の心労になる。
うちの近所でも介護疲れで鬱になってしまわれた方がおられた。
医学上の分類は知らないが認知症は立派な精神疾患、知的障害だとおもう。
この社会では知的障害者は社会から隔離するようなシステムだったから、いざ障害者が目の前に現れるとどうやって対処していいのか分からない人が殆どではないだろうか?
うちの場合も多くの認知症患者の例と同じようにまず預金通帳がなくなっていき、そばにいる近親者(=ぼく)が犯人ということになって罵られることとなった。
肉親から犯罪者扱いされるのはボディブローのようにあとからもジワ〜っと効いてきてなかなかつらいものがある。
犯罪者期間(笑)はだいたい1〜2年で収まるようだけどときどき思い出したように興奮して電話をかけてくることもある...もっとも3年もたてば笑ってスル〜できるくらいになってるが不意打ちを食らうような感じのときは心の準備ができずに感情的に反撃してしまうこともある。
これから介護される方は認知症カフェのような会合になるたけ出席して介護経験者の話しを聞かれることをお勧めします。
自分と同じ境遇の人と実際に会って少しでも一緒に話しをすればいくらかの慰めになり、なんだかのヒントが得られることは間違いありません。
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認知症cafeを出たらすぐ並びにある八百屋さんに向かって奥にある魚コーナーへ向かった。
ここでは新鮮な日本海の魚が売られていて、先日は光り輝くサヨリを見つけさっそく買って帰って塩焼きにして頂いたときは一口で「人生サイコー!」modeに達した...残念ながら食による絶頂は半時間ほどでナイナイになってしまうけど。
で、今日はなにがあるかな〜ってほんの少しワクワクしながら冷蔵庫を覗くと...やや細長い40cmほどの青い色の魚が目に入った・・・名前は「さごし」。
家に帰ってから調べてわかったんだけど「さごし」は「鰆(さわら)」のやや小振りのものの名前らしい。
刺身の王様だなんて紹介されてる。
http://www.maruha-shinko.co.jp/uodas/syun/13-sawara.html
無水パンにオリーブオイルを少したらして塩蒸し焼きにしたら、いや〜もお〜〜美味いのなんのって!
淡白な中に旨味の質と量が桁外れにすごい、脂もコッテリのってるし。
母親と半分こしようと思って一匹丸ごと持ち帰ったのに母親は要らぬというのでやむをえず独りで全部食べたら食べ過ぎになってしまって、こういうのはよくないね。