ヨイトマケが終わって夕方のいい雰囲気でゆんたくしてたとこまで書いたんだっけ。
で、参加してた若手大工さんたち(20歳台)が昨晩行ってきたという郡上八幡で行われている郡上踊りにもう一回行こうか〜みたいな話しが出てきた。
みんな全国各地から駆けつけてきた強者の卵?(失礼!)なんだけどみなさん所帯をもたれて家にはおっと〜の帰りを待っている妻と子(なんという味わい深い響き・・・)がいらっさって・・・。
となるともう行けるのは独身者か放し飼い状態の男くらい。
で、まずは伊勢市内の海水温泉(←これがとてもいい!)のある栄湯で汗を流してからおもむろに岐阜山間部を目指した。
途中、天気はどうなん?という素朴な疑問があって、今どきの大工さんは即座にスマホであっちやこっちのサイト調査をして・・・結局あっちの予報とこっちの予報はもうてんでバラバラで・・・
でまあ、行っちまえ〜!というごくシンプルな結論に至って道中降ったり止んだりの高速を北へ北へと飛ばしたのでした。
車が岐阜県に入り、北へ向かうにつれて雨はどんどん激しくなってきました。予想通りの展開です。
現地の駐車場に着いたときは車から降りるかどうかを思案するほど降っていらっしゃいました。
でもここはやはり、ということで傘をさして踊りのメイン会場へ歩きました。
そこで見たものは・・・降りしきる雨の中を激しく踊る人たちだったのでした。動画はこちら↓
http://youtu.be/dNDU3mSvPjQ?list=UUqd7q2DoLOlYjMBVcDb7zPQ
ここで郡上踊りのことを書いておかねば。
郡上踊りは毎年7月半ばから9月上旬まで行われているのですが・・・その中でもお盆辺りの8月13〜16日は「徹夜踊り」といって夜の8時から翌朝の5時まで踊り続けるのでございます!!!
近年の若い世代の盆踊りブームの火付け役になったのかどうかは知らないけど、実際徹夜踊りはほぼ若手で占められていて浴衣に下駄の伝統的スタイルが多いもののコスプレ?あり女装あり着ぐるみあり、もうなんでもありなのが自由な雰囲気でぼくはいい感じに受け取ったな。
履物屋さんもこの日はミッドナイト営業でシャッターを閉めたのは夜中の4時過ぎでした。
はい、で話しはクルリンパと踊り会場 現地時間11:00 pmに戻ってと。
しばしお店の軒先で雨宿りしながら踊る人たちを眺めながらこれからの行動について話しあいました。
雨雲レーダーを見るとどうやら雨はさらに激しくなりそれでも夜中の3時くらいになると小雨になりそうだからそれまで仮眠しようかと決まりました。
けども浴衣に下駄を決めて
もうじき渡米する日本を代表する(ことになるであろう)大工のN氏はやはり踊りに加わることとし、あとの二人は店でおはぎを買ったりしてもすこしゆんたくしてから車へ一応戻りました。(ここ/すぎ山(←店名)のおはぎはとおお〜っても美味でしたよお。控えめな甘さは塩と酸味でほどよく整えられておりました。おかしな添加物ももちろん入ってないし。文化度たか〜いぞ郡上八幡!)
1時くらいに車に戻って寝始めて少しすると携帯が鳴りました。
なんと思ったより早く雨が止んだというではないですか!
放し飼いの二人は駐車場からそそくさと踊り会場へ向かいました。
するともうさっきとは全く違う光景、古い街並の十字路を舞台に櫓のまわりでじゃんじゃん踊ってましたわさ。
お揃いの浴衣のチームも目立ったけどこの黄色さんたちはここの観光協会か?
踊りがとてもうまいしお顔がとても古風な感じの美人さんだったのでぼくはしばし見入っていました。
手先の動きのしなやかさ&切れ、リズム感・・・もう何から何まですばらしかったさあ〜〜〜!
踊りは10曲くらいあるらしいのですがそのうちとてもノリのいいのがあって・・・ただ、そのかけ声がどう聞いても「ハリポタ」に聞こえてしまって。
昨今のハリポタブームに乗って作ったのかな?なんて思ってたらどうやら違うらしい。
http://youtu.be/_RMxALWA10c
で、結局、踊りの終わる5時まで居ると駐車場から車を出すのがてーへんになるというとても理性的な判断により4時まで踊って帰りましょ・・・と言ってたのにあまりに楽し過ぎて・・・でもやっぱりそこはなんとか5時前になんとか後ろ髪を思いっきり引かれつつも会場を後にしたのでした。
伝建地区にも指定されている情緒タップリの街(実は雨と夜にはばまれてろくに見てない)、これぞ川!と言いたくなる清く澄んだ水の流れる川(こちらも当然見てない)に恵まれた郡上八幡をすっかり好きになっちゃって、帰りの車中で「来年も来ようね〜」と何度も言い合ってたのでした。(一人は亜米利加から帰って来ないと行けないんだけど)