人気ブログランキング | 話題のタグを見る
ブログトップ

お山の里でぼちぼち暮らす

shigezo09.exblog.jp

蕎麦でおわかれ・・・

お山の集落にこの春から新しい家族がやってきた。
ダンナは仏蘭西人だばす。
前からこのblogにちょこちょこ登場して頂いている森人(もりと)さんご一家。

引っ越してすぐに赤ちゃんが産まれてこの村も一気に人口が増え、なにか活気が出てきたような・・・。(大袈裟か?)

でこの夏、もりとさんのご両親、それに妹さんご一家がvacanceで一夏をここで過ごしに来られたと。

で蕎麦をみんなで食べましょうと話していたんだけどあれよあれよと日は過ぎて行き・・・なんと帰国の日になってしまったあ〜。

まともかく、ワイワイやりました。
こね鉢で蕎麦粉に水を入れて団子にする作業をもりとの甥っ子君が挑戦。優しく見守るお父さん。
がんばるもりとさんを見守る妹さん。しかしまだこのときはいつもと違う何かに気づいてはいなかった・・・。
真剣なもりとさんの後ろでは三味線が奏でられ始めて〜(ふんとにこの村の新住民は芸達者な方ばかりで・・・)
まあ、あんまし皆さん作る過程は興味がない?
僕の印象では仏蘭西人て話すのがとても好き・・・なんだけど、やはりそうだったわ。
なに話してんのか、僕は大学でフランス語を2年も割とまじめに勉強したんだけど・・・もうあまり覚えてないね。ま、せいぜい d'acoord とかね。

もうちよことゆっくり滞在してくれたら文化的なことも話したかったなあ〜。日本人と仏蘭西人てとっても両極端な人種だと思うんだけどね。そこらんとこをね。

労働時間のことを少し話したよ。日本人がとても長時間働いていることを知っていたよ。そしてそれが集中力のないだらけたものであることもね。(概ねそのようなものであることを僕は知っております)

ところでなんだか知らないけどこの村の新住民には海外経験豊富な方が多くて面白いよ。英、仏、スペイン・・・これくらいの言語は不自由しないな。(なんのこっちゃ?)

まともかく、今回の蕎麦打ちには問題が発生した。
この長雨と湿った空気のために蕎麦の団子をのす作業をするために台(板)が湿っていて、蕎麦団子が十分に薄く延ばせない!

延ばせない蕎麦は・・・太くなっちゃう。
やはり蕎麦はチュルチュルといきたい。

教訓:雨が続いた後では蕎麦を打ってはいけない。

なんか申し訳ない気分でございます。
今晩の飛行機で日本を発つのだそうです。

*最後の写真以外は全て一部しか表示されておりませぬ・・・。

# by shigezo09 | 2014-08-29 17:43

雨〜曇〜雨〜

ここんとこ雨か曇天な上に南からの湿った空気がどっときてるもんだからお山の家は涼しいけどジトジトしてる。

週末の楽しい予定が雨で延びたりなくなったり。

でもそのおかげで別のイヴェントに行けることになって、そしてそれがとっても楽しかったりすると「やっぱりこれで良かったんだよね〜〜」ととお〜ってもご機嫌になる。

まあ基本的に楽天家なので落ち込むことなんてまずないんだけどお〜〜。

で、昨日は三重県総合文化センターなる施設に行って自主映画上映会に参加できたんだけど、ちょうどそこでクラフト&マルシェみたいなことをしてたのでのぞいてきたよ。
雨〜曇〜雨〜_c0212823_17193332.jpg
そこに来てた移動Cafe。
すてきなお姉様が一人で切り盛りされてました。
雨〜曇〜雨〜_c0212823_17193490.jpg
雨〜曇〜雨〜_c0212823_17193293.jpg
すごい! かわいい改造車!
おいしい珈琲をいただきまちた。
絵描きさんのブースもありました。
額に入れずにキャンバスを太めの枠材に折り込んで、そこまで描いてました・・・絵って額に入れなくてもいいんだね〜って感じられましたゾ。
皮細工のおばちゃまの作品。
おばちゃまはニンゲンも容姿もまん丸い感じの方でしたが、作品も真ん丸っぽくて思わず買っちゃいそうになりました・・・「がま口」・・・写真では大きさがわかりにくいですが、これ30cm近くもあってちょっと大き過ぎたので今度もちっと小さいの作ってね〜と
(ピンぼけですいません)
雨〜曇〜雨〜_c0212823_09150161.jpg
これまたピンぼけですがこのおうちは巾が3cmほどのミニチュア。
同行のT氏はなにやらこのジオラマを撮影することにはまったらしく、小一時間ほど撮影に専念されてました。
ブース一杯のジオラマ。
夏の岩手県どこそことかテーマが細かくてテッちゃんしか分からないような設定もとてもマニアックで好感がもてます?(趣味に没頭する旦那の横であきれ果てて地球の裏側まで行って帰ってきた奥様とおぼしき方が始終笑顔で接客されていたのも好感度大)

こういう子供じみたことを馬鹿にする方も多いですが、世の男性が「大人」にならずにこういうことをしていればとても平和であることは間違いないのです。

おまけはジオラマのお化け;
これは奈良市役所のロビーに飾ってある平城京。
ぼくは仕事でこゆとこにも行くからね。
*また写真が一部しか表示されないシンドロームにかかったあ〜!
(おしまい)

# by shigezo09 | 2014-08-25 17:27 | イベント

郡上おどり/ハリポタ音頭

ヨイトマケが終わって夕方のいい雰囲気でゆんたくしてたとこまで書いたんだっけ。

で、参加してた若手大工さんたち(20歳台)が昨晩行ってきたという郡上八幡で行われている郡上踊りにもう一回行こうか〜みたいな話しが出てきた。

みんな全国各地から駆けつけてきた強者の卵?(失礼!)なんだけどみなさん所帯をもたれて家にはおっと〜の帰りを待っている妻と子(なんという味わい深い響き・・・)がいらっさって・・・。

となるともう行けるのは独身者か放し飼い状態の男くらい。

で、まずは伊勢市内の海水温泉(←これがとてもいい!)のある栄湯で汗を流してからおもむろに岐阜山間部を目指した。

途中、天気はどうなん?という素朴な疑問があって、今どきの大工さんは即座にスマホであっちやこっちのサイト調査をして・・・結局あっちの予報とこっちの予報はもうてんでバラバラで・・・

でまあ、行っちまえ〜!というごくシンプルな結論に至って道中降ったり止んだりの高速を北へ北へと飛ばしたのでした。

車が岐阜県に入り、北へ向かうにつれて雨はどんどん激しくなってきました。
予想通りの展開です。

現地の駐車場に着いたときは車から降りるかどうかを思案するほど降っていらっしゃいました。

でもここはやはり、ということで傘をさして踊りのメイン会場へ歩きました。

そこで見たものは・・・降りしきる雨の中を激しく踊る人たちだったのでした。
郡上おどり/ハリポタ音頭_c0212823_17313252.jpg
郡上おどり/ハリポタ音頭_c0212823_18054150.jpg
動画はこちら↓
http://youtu.be/dNDU3mSvPjQ?list=UUqd7q2DoLOlYjMBVcDb7zPQ

ここで郡上踊りのことを書いておかねば。

郡上踊りは毎年7月半ばから9月上旬まで行われているのですが・・・その中でもお盆辺りの8月13〜16日は「徹夜踊り」といって夜の8時から翌朝の5時まで踊り続けるのでございます!!!

近年の若い世代の盆踊りブームの火付け役になったのかどうかは知らないけど、実際徹夜踊りはほぼ若手で占められていて浴衣に下駄の伝統的スタイルが多いもののコスプレ?あり女装あり着ぐるみあり、もうなんでもありなのが自由な雰囲気でぼくはいい感じに受け取ったな。
郡上おどり/ハリポタ音頭_c0212823_18011650.jpg
履物屋さんもこの日はミッドナイト営業でシャッターを閉めたのは夜中の4時過ぎでした。


はい、で話しはクルリンパと踊り会場 現地時間11:00 pmに戻ってと。

しばしお店の軒先で雨宿りしながら踊る人たちを眺めながらこれからの行動について話しあいました。

雨雲レーダーを見るとどうやら雨はさらに激しくなりそれでも夜中の3時くらいになると小雨になりそうだからそれまで仮眠しようかと決まりました。

けども浴衣に下駄を決めてもうじき渡米する日本を代表する(ことになるであろう)大工のN氏はやはり踊りに加わることとし、あとの二人は店でおはぎを買ったりしてもすこしゆんたくしてから車へ一応戻りました。
(ここ/すぎ山(←店名)のおはぎはとおお〜っても美味でしたよお。控えめな甘さは塩と酸味でほどよく整えられておりました。おかしな添加物ももちろん入ってないし。文化度たか〜いぞ郡上八幡!)


1時くらいに車に戻って始めて少しすると携帯が鳴りました。
なんと思ったより早く雨が止んだというではないですか!

放し飼いの二人は駐車場からそそくさと踊り会場へ向かいました。

するともうさっきとは全く違う光景、
古い街並の十字路を舞台に櫓のまわりでじゃんじゃん踊ってましたわさ。
郡上おどり/ハリポタ音頭_c0212823_18012221.jpg
お揃いの浴衣のチームも目立ったけどこの黄色さんたちはここの観光協会か?
踊りがとてもうまいしお顔がとても古風な感じの美人さんだったのでぼくはしばし見入っていました。

手先の動きのしなやかさ&切れ、リズム感・・・もう何から何まですばらしかったさあ〜〜〜!

踊りは10曲くらいあるらしいのですがそのうちとてもノリのいいのがあって・・・ただ、そのかけ声がどう聞いても「ハリポタ」に聞こえてしまって。

昨今のハリポタブームに乗って作ったのかな?なんて思ってたらどうやら違うらしい。

http://youtu.be/_RMxALWA10c

で、結局、踊りの終わる5時まで居ると駐車場から車を出すのがてーへんになるというとても理性的な判断により4時まで踊って帰りましょ・・・と言ってたのにあまりに楽し過ぎて・・・でもやっぱりそこはなんとか5時前になんとか後ろ髪を思いっきり引かれつつも会場を後にしたのでした。

伝建地区にも指定されている情緒タップリの街(実は雨と夜にはばまれてろくに見てない)、これぞ川!と言いたくなる清く澄んだ水の流れる川(こちらも当然見てない)に恵まれた郡上八幡をすっかり好きになっちゃって、帰りの車中で「来年も来ようね〜」と何度も言い合ってたのでした。(一人は亜米利加から帰って来ないと行けないんだけど)

# by shigezo09 | 2014-08-16 17:32 | イベント